モジュール本体
MMN ステップメール追加モジュールプラグインは、メールマガジンニュースレタープラグインに、ステップメールの機能を追加する WordPress のモジュールプラグインです。
ステップメールとは、あらかじめ用意された内容の異なる複数のメールを指定した間隔で自動的に送信されるメールのことです。
MMN ステップメール追加モジュールプラグインでは、メールマガジンニュースレタープラグインのメールユーザーへの配信に加えて、フロントエンドユーザー管理プラグイン(2.6.6以上)とネットショップ管理プラグイン(3.2.3以上)と連携して、会員登録時または商品購入時をトリガーにしてユーザーにステップメールを配信することが可能です。
インストール
- メールマガジンニュースレタープラグイン(1.2.4以上)をインストールし、有効化します。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍後、`mmn-step-mail`ディレクトリを`wp-content/plugins`ディレクトリにアップロードします。(WordPressの管理画面から圧縮ファイルを直接アップロードしてインストールすることも可能です。)
- WordPressの管理メニューからプラグインを選択し、MMN Step Mail プラグインを有効化します。
- 管理メニューのメールマガジンにステップメール管理が追加されています。(表示されない場合は、オプション設定でを更新してみてください。)
タイミング配信と条件確認配信
ユーザーをステップメールに追加する方法は2種類あります。1つ目のタイミング配信では、メールユーザーの登録時、ユーザー登録時、注文時をトリガーにしてステップメールの配信キューにセットします。もう1つ目の条件確認配信では、定期的にステップメールの抽出条件に合致したユーザーがいないかどうかをチェックし、該当するユーザーがいた場合に配信キューにセットします。条件確認配信は、有効期限が切れそうなユーザーに更新を促すようなメールを送信する場合などに利用します。
MMN ステップメール設定(オプション設定)
MMN ステップメール追加モジュールプラグインをインストールすると、オプション設定にMMN ステップメール設定が追加されます。MMN ステップメール設定で設定できる項目は以下の通りです。
- MMN ステップメール送信バッチ間隔
- 配信キューにセットされたユーザー宛に送信するステップメールのバッチ処理を実行する間隔を指定します。
- MMN ステップメール確認バッチ間隔
- 条件確認配信で抽出条件に該当するユーザーがいるか確認するバッチ処理を実行する間隔を指定します。
- MMN ステップメール確認稼働間隔
- ステップメールの条件確認配信に該当するユーザーがいるかのバッチ処理実行後に再度実行するまでの間隔を指定します。MMN ステップメール確認稼働間隔が経過後にバッチ処理が再度実行されます。
- MMN ステップメール実行時間開始
- ステップメールの稼働時間を指定します。例えば、実行時間開始を4:00に指定し、配達時間帯を8:00に指定すれば、ステップメールの確認処理を4時に行い、実際の送信を8時に行う、ということになります。
- MMN ステップメール ログ開始
- ステップメールのログを取ります。
シナリオ管理
ステップメール管理をクリックすると、まずシナリオリストが表示されます。シナリオリストでステップメールをまとめるシナリオを作成する必要があります。シナリオリストの下部にある「シナリオを追加する」からシナリオ名とステータスを入力してシナリオを追加します。シナリオ登録後に編集もできます。
- シナリオ名
- 任意の名称を付けてください。ステップメールをまとめるグループの役割です。
- ステータス
- 開始、停止から選びます。停止を選択するとシナリオに属するステップメールの配信を一括で停止できます。
ステップメール管理
シナリオリストにあるステップメールリストをクリックして、ステップメールの追加や編集を行います。ステップメールの追加、編集時の項目は以下の通りです。
- ステップメール件名
- メールの件名を指定します。
- ステップメール本文
- メールの本文を指定します。本文では、メールマガジンニュースレタープラグイン同様、ユーザー情報を出力する [user field=field_name] とプリセットテキストを出力する [preset id=0] が使用できます。プレセットテキストはオプション設定で指定できます。
- メール形式
- テキストメールまたはHTMLメールから選択します。
- 抽出条件
- ステップメールを配信するメールユーザーまたはユーザーの絞り込みを行います。メールユーザー登録時やユーザー登録時のタイミング配信を行う場合は抽出条件を指定しなくても構いません。その場合は、一律に登録時にステップメールに追加されます。もちろん抽出条件を指定して、ユーザーを絞り込むことも可能です。条件確認配信を利用する場合は抽出条件の指定は必須です。
ユーザー情報ではコードを指定してユーザーを絞り込むことも可能です。詳しい使い方は後述する例を参考にしてください。
- タイミング配信
- メールユーザー登録日時、ユーザー登録日時(フロントエンドユーザー管理プラグイン使用時)、注文日時(ネットショップ管理プラグイン使用時、処理済など処理確定ステータスにセットされた日時)から起算してステップメールの配信をセットすることが可能です。0 以上の値を指定することでタイミング配信が有効となります。ユーザー登録時にすぐにステップメールを配信したいとしても 1 以上の値を指定してください。分、時間、日の単位が指定できます。
- 条件確認配信
- 「ステップメール条件確認リストに含める」にチェックを入れると、オプション設定の「MMN ステップメール確認稼働間隔」に合わせて定期的に抽出条件に合致したユーザーをステップメールの配信キューにセットしていきます。再適用時間を指定すると、仮に抽出条件に合致したユーザーでも前回の配信から再適用時間が経過していない場合は、配信キューには追加されません。なお、再帰的にメールを配信する場合は必ず再適用時間を指定しておく必要があります。
- 配達時間帯
- ステップメールの配達時間帯を指定することができます。0:0 以外を指定すると、その時間に合わせて配信キューにセットされます。
ステップメール例1:ユーザー登録後に定期的に配信
ユーザー登録後1日後、3日後、7日後にメールを配信する場合は、ステップメールを3つ登録します。設定は簡単で、件名と本文を指定して、タイミング配信のユーザー登録日時で何日後かを指定するだけです。抽出条件を指定して登録ユーザーを絞り込むことも可能です。
ステップメール例2:商品購入後のフォローメール
商品購入後のユーザーをフォローするために、タイミング配信の注文日時で3日、7日、10日後にメールを送るようにしてみます。特定の商品を買ったユーザーのみをフォローするために、抽出条件で絞込みを行ってみます。
ステップメール例3:会員の有効期限が切れる前にメールでお知らせ
上記の例ではいずれもタイミング配信を利用しましたが、この例では条件確認配信を使用します。まず、会員の有効期限(membership_date というフィールド名)の7日前になったユーザーを抽出するように抽出条件を指定します。コードを指定して、以下のように設定します。
ユーザー属性
return (int)((strtotime($user->membership_date)+86400-date_i18n('U'))/86400);
抽出キーワード
return 7;
続いて、条件確認配信で「ステップメール条件確認リストに含める」にチェックを入れ、念のため再適用時間を86400(1日)秒に設定します。MMN ステップメール確認稼働間隔にもよりますが、同一内容のメールが何度も送信されないように指定しておきます。
変更履歴
- 1.2.3 2024年05月30日
- バグフィックス: schedule event cron。
- 1.2.1 2023年06月24日
- バグフィックス: 送信開始日時。
- 1.2 2022年09月19日
- PHP 8 対応。
- 1.1.9 2022年09月09日
- バグフィックス: 配達時間帯。
- 1.1.8 2022年09月06日
- ログ機能。
- データベース更新。
- 1.1.7 2022年03月01日
- MMN ステップメール実行時間開始オプション。
- 1.1.6 2021年08月01日
- コードクリーニング。
- バグフィックス: 配達時間帯。
- 1.1.5 2021年07月25日
- バグフィックス: 確認稼働間隔チェック。
- バグフィックス: HTMLメール。
- 1.1.4 2021年07月20日
- バグフィックス: テストユーザーにテスト用ステップメールを送信する。
- 1.1.3 2021年05月06日
- バグフィックス: 条件確認配信。
- 1.1.2 2020年08月16日
- WordPress 5.5 対応。
- 1.1.1 2017年05月30日
- バグフィックス: マッチング条件。
- 1.1 2017年05月18日
- バグフィックス: マッチング条件。
- 1.0.9 2017年02月20日
- コードクリーニング。
- 1.0.8 2017年01月30日
- バグフィックス: マッチング条件。
- 1.0.7 2017年01月09日
- バグフィックス: 3つ以上の抽出条件の保存。
- 1.0.6 2016年09月23日
- バグフィックス: ゲストユーザーへのステップメール送信。
- バグフィックス: ステップメールの停止。
- 1.0.5 2016年04月08日
- バグフィックス: PHP7。
- 1.0.4 2016年02月26日
- コードクリーニング。
- 1.0.3 2015年12月10日
- コードクリーニング(4.4向け)。
- 1.0.2 2015年09月08日
- バグフィックス: メールユーザー登録時のメールカテゴリーの絞り込み。
- 1.0.1 2015年02月09日
- バグフィックス: 注文時のタイミング配信。
- 1.0 2014年11月16日
- 初リリース