モジュール本体
SBペイメントサービス決済モジュール(ソフトバンク・ペイメント・サービス決済モジュール)は、ネットショップ管理プラグインにクレジットカード決済などの決済代行サービスを提供するSBペイメントサービス株式会社の決済サービスの機能を追加するモジュールです。SBペイメントサービス決済モジュール単体では動作しませんので、ネットショップ管理プラグインと合わせてご利用ください。
SBペイメントサービスは、クレジットカード、WEBコンビニ決済、プリペイドカード、電子マネー、Pay-easy、総合振込、携帯キャリア、Yahoo!ウォレットサービス、Alipay(アリペイ)国際、PayPalなど、多種多様な決済サービスに対応しております。また、スマートフォンや携帯電話にも対応しています。
SBペイメントサービス決済モジュールは、リンク方式でご利用いただけます。簡易継続課金、定期・従量課金にも対応し、月次課金がご利用いただけます。簡易課金と定期・従量課金の違いは、簡易課金は毎月1日に固定金額を継続的に課金する決済サービスで、クレジットカードとキャリア決済(ドコモ、AUのみ)が利用できます。定期・従量課金では、任意のタイミングで継続的に課金できる決済サービスで、クレジットカードとキャリア決済(ドコモ、AU、ソフトバンク)が利用できます。
パートナー価格
ネットショップ管理プラグインで、SBペイメントサービス決済モジュールをご利用いただく場合は、特別価格にてご利用いただけます。
以下は、一般的な「物販」での手数料となります。販売される商品により手数料の変更もありますが、他社と比較しても安価な手数料にて利用することが可能です。また、決済ごとのトランザクション手数料が無料である点もお勧めです。
クレジット決済 | Webコンビニ決済 | 携帯キャリア決済 | ヤフー!ウォレット決済 | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 10,000円 | 5,000円 | 5,000円(各) | 5,000円 |
月額費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
手数料 | 3.6% | 3.1% | +0.6% | 4.2% |
※上記は物販での価格(消費税別)です。
インストール
- ネットショップ管理プラグイン(バージョン2.2以上必須)をインストールします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍後、`sps.php`を`wp-content/settlement`ディレクトリにアップロードします。settlementディレクトリがない場合は作成してください。
- ネットショップ管理プラグインのオプション設定の決済モジュール欄にソフトバンク・ペイメント・サービスの項目が追加されていますので、設定をします。設定については下記で説明しています。
- 同じくオプション設定の支払オプション欄の決済モジュールの項目でソフトバンク・ペイメント・サービスを選択し保存します。保存後再度開くと、決済サービスの選択プルダウンが現れるので、使用する決済サービスを選択し保存します。
- 以上でソフトバンク・ペイメント・サービスの決済サービスがご利用いただけます。
決済モジュールオプション
SBペイメントサービス決済モジュールが正しくインストールされると、ネットショップ管理プラグインのオプション設定にある決済モジュールオプションにソフトバンク・ペイメント・サービスの項目が表示されます。ここでソフトバンク・ペイメント・サービス決済サービスの基本的な設定を行います。
- SPS URL
- 本番用、試験用、接続試験用のURLを切り替えます。
- Merchant ID
- SBペイメントサービス社から提供されるMerchant IDを入力します。
- Service ID
- SBペイメントサービス社から提供されるService IDを入力します。
- Hash KEY
- SBペイメントサービス社から提供されるHash KEYを入力します。
- 入金後の処理状況
- コンビニ決済などの収納通知を受けた後の注文の処理状況を指定します。
以下は、簡易継続課金の設定項目です。
- 課金期間
- 月単位で何ヶ月間課金するかを指定します。期間を定めない場合は指定する必要はありません。
- キャンペーンタイプ
- キャンペーンなしか購入月無料が選択できます。
- 購入商品ID
- 継続課金を購入させる商品IDを指定します。
- 解約商品ID
- 継続課金を解約させる商品IDを指定します。
- 定期払単位(1.3.5以上)、定期払期間、定期課金日(1.3.5以上)、定期払回数、定期課金額、定期初回売上、購読を記録する(1.3.2以上。定期・従量課金用。)
- 継続課金の間隔、回数、金額を指定できます。1.3.5以上で課金日を指定できます。例えば毎月1日に課金したい場合は、定期払単位で月を選択し、定期払機関は1、定期課金日も1を選択します。
- 支払いPHPコード(1.3.2以上。定期・従量課金用。)
- 継続課金時に実行させるコードを指定します。
- 失敗PHPコード
- 毎月の課金実行時に、課金処理が失敗した際に実行させるコードになります。解約時の処理には継続課金の解約商品の「最終処理ステータスがセットされた際のPHPコード」を指定してください。
支払オプション
SBペイメントサービス決済モジュールが正しくインストールされると、支払オプションに決済モジュールという項目が追加されます。ここでソフトバンク・ペイメント・サービスを選択し、一度保存します。すると決済モジュールという項目の下に、決済サービスと接続先という項目が現れます。
決済サービスは、クレジット決済、クレジット3D決済、Webコンビニ決済、ペイジー、総合振込、Cyber Edy、Mobile Edy、Suica、WebMoney、ネットキャッシュ決済、BitCash、ジーマネー決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済、S!まとめて支払、ヤフーウォレット決済、楽天あんしん支払い、アリペイ国際決済、ペイパル、ソフトバンクまとめて支払い、銀聯ネット決済、LINE Pay、Tポイントプログラム、Apple Pay、口座振替の中から選びます。選択しない場合は、ソフトバンク・ペイメント・サービス側でユーザーが自由に選択することになります。
接続先は、購入要求、顧客登録要求、顧客削除要求の中から選択します。通常は購入要求を選択してください。簡易継続課金の場合も購入要求を設定してください。
口座振替選択時は、接続先を顧客登録要求に設定してください。
キャリア決済の継続課金(定期・従量)について(1.3.2以上)
定期・従量課金をご利用の場合は、継続課金コントローラ追加モジュールプラグインが必要となります。
決済モジュールオプションで定期払期間、定期払回数、定期課金額を指定します。定期払回数は期限を設けない場合は空欄にします。定期初回売上で、実行を選択しない場合は最初の課金が定期払期間の次回となります。定期課金額と商品の商品価格が異なる場合、初回の課金は商品価格の金額となります。購読を記録するで実行を選択すると、課金の度に注文データが生成されます。
なお、ドコモケータイ払いの場合、定期初回売上の設定に関わらず、購入時に売上請求されます。
CRON処理で1時間おきに課金処理を実行する仕組みになっているので課金日時には若干のずれが発生します。注文件数が多い場合など、負荷が気になる場合は、サーバーサイドの CRON 利用をご検討ください。Q&Aをご覧ください。
商品管理の商品価格で定期課金額と異なる金額を設定すると、入会金などを請求することも可能です。
継続課金(定期・従量)の解約処理について(1.3.2以上)
まず、支払オプションで決済モジュールを選択しない解約専用の支払方法を追加してください。また、注文後の処理状況は処理済みなどにしてください。注文ステップオプションと組み合わせると解約のステップをほとんど省略できます。
継続課金コントローラ追加モジュールプラグインをご利用の場合は、以下のコードを「最終処理ステータスがセットされた際のPHPコード」に入力してください。3 の部分には購入商品の商品IDが入ります。
global $nsa_subscription_controller; $nsa_subscription_controller->nsa_subscription_controller_delete_by_up($user_id, 3);
なお、決済モジュールオプションの解約商品IDは特に指定する必要はありませんので空欄にしてください。
クレジットカード決済の継続課金(定期・従量)について(1.3.2以上)
クレジットカード決済には厳密には定期・従量課金はありませんが、ユーザーがソフトバンク・ペイメント・サービス側にカード情報を登録すると、キャリア決済の定期・従量課金と同様の継続課金を利用することが可能です。
まず、支払オプションで接続先を顧客登録要求にして保存します。決済モジュールで定期課金設定をした商品を購入すると、継続課金コントローラ追加モジュールプラグインの継続課金リストに登録されます。
キャリア決済の定期・従量課金と異なる点は、キャリア決済は最初の CRON 実行時に売上処理を行いますが、クレジットカード決済は商品購入時に与信、売上確定をまとめて行う点です。
Q&A
- SBペイメントサービス社との契約はまだなのですが?
- こちらのお問い合わせ・お申込みフォームよりお申し込みください。パートナー価格が適用されます。
- 支払いPHPコードについて
- 1.1.5以前のバージョンには継続課金用の支払いPHPコードという設定がございましたが、ソフトバンク・ペイメント・サービス側からの通知は特にないため、支払いPHPコードは実行できなくなりました。失敗PHPコードは引き続きご利用いただけます。継続課金を行う場合は、有効期限は使用せず、購入時に継続課金のフラグを立てるようにし、そのフラグで分岐処理してください。解約時にはそのフラグを削除すればよいと思います。
- 解約商品IDについて
- 解約商品IDで指定する解約用商品の商品価格は、購入商品の商品価格と同一にしてください。また支払オプションで支払方法を限定してください。注文ステップオプションを合わせて指定することで、解約用商品は確認画面だけにすることができます(確認画面は必須です)。
- サーバーサイドの CRON を利用するには?
- WordPress の疑似 CRON の代わりに、サーバーサイドの CRON で処理を確実に実行することが可能です。まず、wp-config.php に
define('DISABLE_WP_CRON', true);
を追加します。続いて、サーバーで CRON を設定します。(ホスティングサーバーによって CRON の設定方法は異なります。)
# crontab -e */5 * * * * wget -q -O - http://domain/wp-cron.php?doing_wp_cron >/dev/null 2>&1
変更履歴
- 1.3.5 2019年12月13日
- 定期払単位、定期課金日の対応。
- 1.3.4 2019年04月14日
- バグフィックス: ドコモケータイ支払の定期初回売上設定時の二重課金。
- 1.3.3 2019年02月13日
- ゲスト注文後ユーザー登録使用時の定期・従量課金対応。
- 1.3.2 2019年01月15日
- ドコモ払い、auかんたん決済の定期・従量課金対応。
- 定期・従量課金購読を記録するオプション。
- 1.3.1 2018年04月04日
- 継続課金コントローラ追加モジュールプラグイン対応(ソフトバンクまとめて支払い(B))。
- 支払方法の追加。
- 1.2.9 2017年01月30日
- バグフィックス: ソフトバンクまとめて支払い(B)
- 1.2.8 2016年08月31日
- バグフィックス: 顧客決済情報登録・更新時の処理。
- 1.2.7 2016年08月04日
- バグフィックス: ソフトバンクまとめて支払い(B)
- 1.2.6 2016年05月12日
- コードクリーニング。
- バグフィックス: ソフトバンクまとめて支払い(B)
- 1.2.5 2016年03月25日
- バグフィックス: ソフトバンクまとめて支払い(B)
- 1.2.4 2016年02月28日
- ソフトバンクまとめて支払い(B)の定期課金実行時のロックファイル機能。
- ソフトバンクまとめて支払い(B)の初回指定売上実行。
- 1.2.3 2015年11月10日 バグフィックス: 文字コード送信。
- 1.2.2 2015年07月05日 バグフィックス: 決済キャンセル時URL の変更。
- 1.2.1 2015年04月22日 バグフィックス: 顧客登録要求、顧客削除要求の処理。
- 1.2 2015年01月17日 ソフトバンクまとめて支払い(B)対応。
- 1.1.8 2014年04月28日 ソフトバンクまとめて支払い(A)対応。
- 1.1.6 2013年02月04日 支払いPHPコードの廃止。
- 1.1.5 2013年01月10日 バグフィックス: 課金期間終了時の解約通知による処理。
- 1.1.4 2012年10月26日 バグフィックス: 不要な処理。
- 1.1.3 2012年08月24日 バグフィックス: 簡易継続課金の処理。
- 1.1.2 2012年08月04日 バグフィックス: 不要コードの削除。
- 1.1.1 2012年07月05日 バグフィックス: 注文殺到時の処理。
- 1.1 2012年06月30日 簡易継続課金対応。
- 1.0 2012年04月19日 初リリース。